ドラマ「CRISIS(クライシス)公安機動捜査隊特捜班」1話はドキドキでしたが、
第2話はシビアな内容でした。
刑事モノドラマとしたは珍しく、スカッとした解決とはならずに終わりました。
見ている人も考えさせられる内容でした。
特に昨今目にすることの多い『正義とは何か?』
がテーマではないでしょうか。
あるいは、『幸福とは何か?』という面もありました。
あらすじをご覧になりたい方はこちら↓
国家のトップ専用売春宿で働く少女の幸せとは
ご覧になったみなさんは今回の結末についてどう思われたでしょうか?
私は本当に考えさせられました。
鍛治大輝(長塚京三)の、
「それでもお前が正義の旗を振って前に進むというなら、それはただの自己満足だ」
という言葉も悩ましいですね。
正義とは?
官房長官の違法行為を見逃すことが、
ドロレス(原菜乃華 はらなのか)とアリス(奥田七海)の幸せにつながるのか?
二人を守ることで、その他の女性は苦しみ続けるのか?しかし、
秘密を守り続ける限り店で働く女性も生活には苦労しないはずです。
何を正しいとするかは、各々の人生観の軸に何を据えているかによると思います。
肉体(物)中心か、精神(魂)をも含めた人生観を持つか・・・。
唯物的で、目の前の幸せにしか考えが及ばなければ、
「今の生活が保障されてるからそれでいい」
といえるかもしれません。
流行りのスピリチュアルな観点では、
「人は生まれる前に人生を決めてくる」と考えます。
すると、ドロレス(原菜乃華 はらなのか)とアリス(奥田七海)も
その家庭に生まれることを自分で決めていることになります。
そしてそこで解決するべく何らかの課題を持って生まれてきたと見ます。
にも関わらず、その環境から逃げ出してしまった場合、
例え苦しくはなくなったとしても本来の生まれてきた目的を全うせずに
人生を終えることになる可能性があります。
そうなれば、
また来世同じような環境でまた、同じような課題を与えられて生まれてくる
ということになる可能性が高いのです。
それを仏教では、カルマといったり業といったりしています。
思想家のパスカルは、魂が有るか無いかは賭けである。
といっています。
信じて生きて、もし無くても失うものはないが、
信じずに生きて、もし有った場合は大きな代償を払うことになります。
ドラマ『CRISIS(クライシス)公安機動捜査隊特捜班』第2話のあらすじ
西尾という表札の一軒の民家の前に止まる一台の車。
その車から出てきたのは1人の男(石黒賢)だった。
その様子を盗撮する一人のジャーナリスト古垣。
公安機動捜査隊特捜班の田丸三郎(西島秀俊)の携帯に古垣から
『どうしてもお話がしたいんです!国家の危機に関することです』
と連絡が入る。
田丸が待ち合わせ場所の駅前で古垣を待っていると、
現れた古垣に何者かがぶつかり古垣は『痛ぇ!』と声を上げる。
田丸三郎(西島秀俊)が古垣に歩み寄ると、
突然古垣が白い泡状の物を嘔吐し急死。死に際『アリス』という言葉を残す。
公安機動捜査隊特捜班の事務所で、
田丸三郎(西島秀俊)は吉永三成(田中哲司)から古垣の死因は心筋梗塞であると知らされる。
しかし田丸は死因はシアン化合物による中毒死だと主張する。
公安機動捜査隊特捜班は暗殺という筋で行動を開始する。
古垣のダイイングメッセージの「アリス」は、
国家のトップ専用売春宿で働く少女の名前あることが判明する。
アリス(奥田七海)は客である政府高官の暴力にあい意識不明をとなっていた。
アリス(奥田七海)を看病していた少女ドロレス(原菜乃華 はらなのか)に、
稲見(小栗旬)は犯人を捕まえれやると伝えるが、
ドロレス(原菜乃華 はらなのか)は「元の家に帰りたくない」と怯える。
田丸三郎(西島秀俊)は、犯人探しを止められ上司の鍛治大輝(長塚京三)へ抗議に行く。
しかし、鍛治大輝(長塚京三)から、アリス(奥田七海)に暴行を加えた犯人の神谷議員(石黒賢)に
「彼女の一生分の治療費を払わせる約束を取り付けた」
と田丸三郎(西島秀俊)に伝える。
ここで、犯人探しをすればアリス(奥田七海)の治療費は打ち切られる。
田丸三郎(西島秀俊)は苦渋の選択を迫られ、今回は諦める決断をする。
しかし、
「いつか私がこの腐ったシステムを変えてみせます」
と決意を伝えてその場を去る。
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